・・・
正義とは
まだ今日も東京は猛暑日予報となっております。しかし、耳を澄ますと、セミの声の代わりに秋の虫の声が聞こえ始めました。季節は移ろっていくのですね。この四季はいつまで日本に存在するでしょうかね・・・。
さて今日は正義について考えていきましょう。正義とはコトバンクによると、人間の社会的関係において実現されるべき究極的な価値と書かれています。とても抽象的な表現ですよね。なので正義の解釈が人のおかれている立場でかなり変わってしまうことになるのです。
今回の日本で現れたのが、自粛警察ですね。コロナ下で自粛していない店を攻撃したり、マスクを着けていない人を攻撃したりしている方がいらっしゃいました。やっている方は自分の正義を振りかざしているわけですが、よくよく考えたらなぜあなたは自粛してせずに街をうろついているのって考えもあります。
特に宗教間の争いの際に正義という言葉が飛び交います。古くは十字軍です。キリスト教の布教のために、異教徒の方を殺してしまうという行為にでます。でもそれはキリスト教の布教という正義の元に正当化されるのです。
数日前にアフガニスタンで自爆テロがありました。たくさんの方が亡くなり、傷つきました。でも自爆テロをしたISの構成員からすると神様のためにという正義を振りかざしただけなのです。
正義というのは自分のために使うと非常に危険な言葉になります。正義をかざすときは、かざされる側の立場に一度たって、客観的に俯瞰してみる必要があります。そうでないと正義という言葉が人間社会の崩壊を引き起こすことになるかもしれません。