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結果って?
オリンピックの盛り上がりに水を差すようにコロナ感染者が増えているようです・・・。ウイルスは目に見えないからやっかいですね。人の心やモチベーションも目に見えないから難しいのですね。
さて、卓球の混合ダブルスで金、ソフトボールで金、柔道で金、スケートボードで金と金メダルがたくさん出ています。応援していて手に汗握りますね。やはり、人が何かに全力で取り組む姿は感動を呼びます。
しかし、私が違和感を感じるのは、金メダルを取れなかったり、メダルを取れなかった選手がインタビューで話すこの一言です。「結果を出せず申し訳ありません。」「結果が出なくて残念です。」
確かに自分が望んでいた結果ではなかったのかもしれません。しかし、金メダルが取れなかったというのも「結果」ですよね。何かの行動を起こした場合、結果は必ず出るのです。
その結果への向き合い方が大事なのです。自分が望んだ結果ではないからだめだ、あきらめるではなく、その結果を次にどう活かすかが一番大事です。
日本人はその発想が苦手です。なぜなら失敗をなかなか許さない風潮があるからです。しかし失敗なしに成功はありえないはずです。そのことをもっと日本人は理解するべきです。結果に寛容であってほしいです。
特に受験生は結果次第で、自分は価値がない、などと思ってしまいがちです。
そんなことは決してありません。人は死ぬまで成長するのです。一回の結果だけで自分を判断するのはもったいないです。自分のできる限りの努力の結果をしっかりと受け止め、次の一歩を踏み出す。それが人生です。
オリンピック選手にもそうなってほしいと願います。