ブログ

直前期だからこそ?!受験生のダレる時期の過ごし方!


 今回のブログテーマは、受験期における「ダレる時期の過ごし方」についてです。受験生にとって11月頃は、長い期間受験勉強を続けてきて心身ともに疲弊し、集中力やモチベーションが保てなくなり、限界がくる(=ダレる)時期です。また、夏休みの猛勉強で疲れ切ってしまったり受験本番が近づき焦り始めたりと、さまざまな精神的負荷が混在していたりもします。

 そんな大変な時期ですが、言うまでも無くなくとても重要な時期であることを理解しなければなりません。高校3年生の11月は、受験勉強の後半戦真っ只中です。9~11月の3ヶ月は特に「実践力」をつける時期にあたり、11月にはそれぞれの科目を「完成レベル(=志望校の問題に十分対応できるレベル)」に到達させる必要があります。すると12月の共通テスト直前対策、翌年1月の共通テスト本番、2月の二次試験対策へと、スムーズにつなげることができます。

 よって、11月というダレる時期の過ごし方が本番の結果に大きく響くといっても過言ではありません。そこで今回は、そんな「ダレる時期の最適な過ごし方」を紹介したいと思います。この記事が少しでも役に立てば幸いです。

 まずこの時期の過ごし方について、「勉強面」と「生活面」にわけて紹介したいと思います。



~ 勉 強 面 ~


◆国公立大学二次試験・私立大入試対策

 まず前提として、翌年1月には共通テスト試験が控えています。それに向けて12月は、共通テスト対策を中心に勉強する必要があります。つまり11月は、「国公立大学の二次試験対策と私立大学入試対策」にじっくり取り組める最後の月なのです。この1ヶ月間で、志望校の二次試験に対応できるレベルの実力をつけられるよう勉強を進めてください。二次試験対策用の問題集や赤本を使って、繰り返し問題を解きましょう。


◆記述対策

 国公立大学の二次試験は、「記述式」で問題が出題されます。数学で途中式が必要だったり、英語では英作文、現代文・日本史・世界史では論述が出題されたりします。また、私立大学入試でも記述問題が出題されることが大学によっては出てきます。ノートなどに問題を解くときには、答えだけを書いてしまったり、論述問題の対策を後回しにしたりしてしまいがちです。しかし11月のうちに記述対策をしておかないと、間に合わなくなってしまう可能性があります。記述力はすぐに伸びる力ではないため、早めに対策を始められると良いです。


◆基礎の復習

 問題の演習だけでなく、基礎問題の復習もとても大切です。今まで使ってきた参考書・問題集であやふやな部分がないか確認して、もしまだ理解しきれていない部分があれば、解き直しておきましょう。また、数学の公式、英単語、古文単語などなど、基本的な暗記物もしっかりと確認しましょう。


~ 生 活 面 ~


◆自分の目標やモチベーションを再確認する

 この時期になると本来の熱意やモチベーションを忘れ、とにかく早く終わってほしいと言っている人を多く見かけます。そんな時こそ自分はなんのために勉強をしているのか、目標はなんなのかを再確認して、改めてモチベーションを高める努力をしてください。やる気・元気を無くしてしまうのが1番勿体無いです!


◆睡眠をとり規則正しい生活を送る

 本番が近くなるにつれて焦りからか、睡眠時間を極端に削って勉強に勤しむ人も多くいます。ただやはり睡眠時間はしっかりととった方が効率的なので、意識的にとるようにしましょう。また、これから冬休みに入り学校へ行かなくなると、夜更かし遅起きの生活習慣になってしまうことが懸念されます。本番の試験に対応できるように、早寝早起きの生活リズムを心がけましょう。


◆焦らない

 この時期は本番入試までのカウントダウンが始まって、焦りが出てきてしまいがちです。油断するよりは良いですが、過度な焦りは禁物です。直近の模試の結果で第一志望がE判定であっても、とにかく今できることをやるしかないのです。焦って新しい参考書にたくさん手をつけたり、過去問を解きっぱなしにしたりするのはいけません。特に現役生はここからもまだ学力は伸びるので、根気強く勉強に励んでください。




 ここまでダレる時期の勉強のしかたと過ごし方を紹介してきました。やるべき勉強にしっかり取り組めば、11月で大きく力を伸ばすことができます。特に現役生はここから今まで積み重ねてきた勉強の成果が出始めて、模試や過去問でも好成績を取れるようになってきます。ダレてサボってしまわないように、精一杯頑張りましょう!



参考HP:https://rikeijuken-chishiki.com/november

CONTACT

教室見学・体験授業・個別相談のご予約など、
まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら