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自分に有利な受験戦略を!一般入試での英検の活用方法◎

 夏休みも終わって秋になり、受験生は大学入学共通テストの出願もありましたね。いよいよ受験が近づいてきた実感が出てきた人も多いのではないでしょうか。そこで、今回のブログでは、大学入試の受験戦略として、非常に重要なポイントである「英語検定利用方式(以下、英検利用)について、ご紹介します。
 
 英検利用とは、その名の通り英検の結果を受験に利用する大学受験の外部試験利用方式の一つです。この英検利用を有効に扱えば、自分にとってかなり有利な条件で受験することも可能です。英検利用を意識せずに資格として英検を取得した方から、受検したものの不合格になってしまった方まで、多くの方に英検利用のチャンスがあります!

 また、昨今の大学入試改革により、“外部試験で一定の点数や資格を取らなければそもそも受験ができない”といった方式が増えているので、出願や志望校を決める段階での確認は必須となっています。そこで、今回のブログでは、そもそも英検利用とはどの様なシステムなのか、取得した英検のスコアがどの様にして使えるかなど、様々な面からご説明します!


「英語外部検定試験利用」とは?


 英検利用は“英語外部検定利用入試”の内の一つです。英語外部検定利用入試とは英語の外部検定(英検、TEAP、IELTS、TOEFL、TOEICなど)の結果を用いて合否の判定を有利にしたり、受験資格を取得したりする受験方式です。

 昨今の大学入試では、英語の4技能(Reading,Writing,Listening,Speaking)を重視する傾向が強まり、受験者の英語力を証明する手段として英語外部検定試験を利用した受験方式が増加しています。同じ大学の同じ方式で受験しようとしてもそれぞれの検定試験によって条件が異なるので自分の受ける外部試験の利用条件をよく確認しましょう。このブログではその中でも英語検定を利用した受験に絞ります。外部検定試験利用方式は大きく分けて「出願条件」「得点換算」「得点加点」の3パターンがあります。


◎パターン1:出願条件

 まず一つ目は「出願条件」になる方式です。この場合、外部検定試験の受験や指定の級の合格、もしくは指定の点数を上回ることが必須となり、その条件をクリアして初めて”出願可能“となります。また、”指定の級以上の級“で指定の点数を上回るという条件の場合もあるので、よく確認する事が必要です。


◎パターン2:得点換算

 二つ目は「得点換算」です。得点換算は、外部試験で取得した級や点数によって試験の一部の教科(主に英語)の点数が据え置かれる方式です。例えば、“英検二級合格で80点換算(100点満点中)”という条件の受験方式の場合、英検二級を合格していれば、当日の試験で英語を受けなくても80点が取れている判定になります。

 また、その様な方式では”当日の大学独自の試験を受けた場合はより点数の高い方を利用する”とする大学も多いです。この場合、上の例において80点換算が適用されているときは独自の試験で80点以上であればその得点が合否判定に用いられ、79点以下だった場合でも80点に換算されます。

 この方式は、英検を利用できる受験生は得点換算を受けることのない受験生と比べて一定の得点が保証されている分大きなアドバンテージになることが多いです。立教大学などの大学では独自の英語試験を行わず、“完全に外部検定試験や大学入学共通テストだけで”英語の得点を決定する方式があります。この方式は、パターン1の“出願条件”も兼ねている場合が多いです。全員が外部試験を受験した上で得点換算をされているので、受験や合格だけでなくより高い級の合格やより高いスコアを取得する事で合格に近づく事ができます。

 試験本番になると緊張してしまい、思ったように実力が発揮できない人は、受験前に英語の得点がわかるので安心して受験できるというメリットがあります。滑り止めにしたい大学の受験で英検利用を使用する場合、大学別の過去問演習の量も減らすことができるので、志望校の過去問対策に集中することもできますね。


◎パターン3:得点加点

 「得点加点」は、大学入試において試験当日の得点に合格した級やスコアに応じて加算がなされる方式です。加算される対象は“三科目の合計得点”や“外国語の得点”など、大学や受験方式毎によって異なるので確認が必要です。この方式は、試験当日の得点に満点に達しない限りそのまま加点されていく方式なので、1点で合否が分かれる大学受験では、特に有効な外部試験利用と言えます。


英検利用の注意点


 ここからは英検利用をする際の注意点を紹介します。英検利用とひとえに言っても利用可能条件や、換算・加算方式は大学毎によって全く異なるので細部までよく調べる事が重要です。その上で、どの様な点に留意して調べればいいかをご紹介します。


※ 情報は最新か?

 入試情報を調べる際全般的に言える事ですが、見ていた情報が実は去年の情報で、今年の変更点に気付かなかった…といったミスはよくあります。しかし、とても重大なミスです。特によくあるのは、入試要項の更新前で、前年度の入試要項を自分が受ける試験の情報だと思い込むパターンです。

 2022年度に高校3年生の場合、その学年の受験年度は2023年ですので、2023年度の入試要項を見なければ最新の情報とは言えません。入試要項は11月など、遅い時期に公開されることもあるので、常にその入試要項の年度と自分の受験する年度が一致しているかを確認しましょう。特に昨今の入試改革によって年度によって入試要項が変化している大学が増加しているので、必ず最新の情報を確認してからから受験に挑みましょう。


※ 自分の取得した級・得点は有効か?

 多くの場合、英検利用には条件があります。至極当然ではありますが条件を満たしていない場合、英検利用は適用されません。その条件は大学毎に全く違うのでその都度確認が必要になります。また、英検利用目的で英検を受験する際には、どの級でどのくらいの点数を取ればいいのかに注意して本番に臨みましょう。以下が英検の主な級毎の最低合格スコアと総合スコアの満点及び各技能満点の表です。


<受験級  一次合格点+二次合格点=合格最低点 >

 英検1級  2028+602=2630 満点3400 各技能満点850
 英検準1級 1792+512=2304 満点3000 各技能満点750
 英検2級  1520+460=1980 満点2600 各技能満点650
 英検準2級 1322+406=1728 満点2400 各技能満点600

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/eiken-cse_admission.html
参考:公益財団法人 日本英語検定協会HP「英検CSEスコアでの合否判定方法について」より


 つまり、総合スコア1980点が条件の場合は実質英検二級の合格が条件となっています。大学によっては各技能での点数の条件もあるので、出願の差異は確認が必要です。また、“級の合否は問わない”となっている場合は、総合スコアが条件を上回っていれば不合格でも出願に利用できるので、仮に不合格であっても一度入試要項で確認しましょう。



※ どの方式で英検利用は有効か?

 大学入試には多くの方式があり、同じ学部学科でも多数の試験方式が存在していることが多いです。その中で、英検がどの方式で使えるのかということには注意が必要です。方式によっては、英検をただ出しただけでは自分にとって有利にならない方式もありますので、受験戦略という観点からは受験方式の確認がかなり重要になってきます。 また、その方式の受験科目もしっかり確認しましょう。


※ 優遇対象か?

 英検利用で得点加点や得点換算の場合は、何が加点されるのか、どの教科が換算されるかなど、優遇対象にも留意しなければなりません。また同時に、英語の受験は必要あるのかにも注意しましょう。例えば、得点換算の場合は英語の試験は免除になる事が多いですが、「当日の英語の試験は受験しても利用しない」とする大学がある一方で、「当日の英語の試験を受験した場合はより得点の高い方を利用する」とする大学があるなど、細部では違いが出てくるので、大学毎にしっかりと確認する必要があります。


※ 出願方法

 英検利用をするためには出願に合格やスコアの証明書が必要な場合がほとんどです。その際、証明書はコピーで十分なのか、原本が必要なのかまたは別の資料が必要なのかなど、出願に必要な提出書類は事前によく確認しておきましょう。特に原本などが必須であれば英語検定協会からの発行が必要な場合があります。発行には別途料金や時間を要する場合があるので注意が必要です。


 英検利用を含め、外部検定試験利用方式は一点で合否が決まる受験において、とても有効な利用方式の一つです!正しく理解して上手く利用すれば、一気に合格への道が近づく可能性もあります!しかし、大学や学部、学科毎に利用方式や利用条件が全く異なるので多くの点において注意が必要です。しっかりと入試要項を調べ、間違いのないように確認してから利用しましょう!

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