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城西大学、薬学部・経営学部横断で産学連携教育プログラムをスタート

城西大学では、大学初となる薬学部医療栄養学科と経営学部の学生による学部横断型の教育プログラムがスタートしました。地域食材を利用した食品の開発と、商品パッケージの作成を通じて連携します。

今回開始した教育プログラムは、城西大学ではこれまで例を見なかった、商品づくり・モノづくりを軸とした学部横断型産学連携教育プログラムです。薬学部医療栄養学科の伊東助教の研究室と経営学部の田部准教授の研究室が協力します。具体的には、医療栄養学科の学生が小鹿野町で採れる黄金かぼすを利用したようかんを開発し、経営学部の学生がパッケージデザインとブランディングを担当して、生産・販売に結びつけます。

医療栄養学科では、これまで、コラーゲンペプチドに着目した「JOSAIコラーゲンようかん」を手掛けており、新たに黄金かぼすのようかんが加わることになります。医療栄養学科の学生は、小鹿野町役場産業振興課への協力依頼に加え、ようかんの製作依頼から商談、スケジュール調整を行います。経営学部田部研究室の学生は、これまで坂戸市のチラシを制作などを通じて培ってきたデザイン技術を生かし、新商品のパッケージデザインを手がけ、さらにマーケティング効果の測定も行う予定です。ようかんの製造は、「コラーゲンようかん」と同様、株式会社木下製餡に依頼しました。

2022年4月19日には、医療栄養学科の学生7人が、田部研究室の学生16人に向けプレゼンテーションを行い、秩父黄金かぼすに着目した理由や「ようかん」の制作過程を丁寧に説明し、秩父黄金かぼすの認知度を向上させたいという思いを伝えました。6月14日には、田部研究室の学生が、病態解析学研究室の学生・スポーツ栄養サークル「ANSWER」の学生計8人と、木下製餡の木下社長、小鹿野町役場産業振興課の近藤課長らに、商品化に向け、プロジェクトの名称や商品のネーミング、パッケージデザインなどについてプレゼンテーションを行いました。

学部横断型教育プログラムは、各学科の専門知識の質の向上に加え、互いの学習領域を意識しながら進める実践的な学びによって学部単独で取り組んだ場合よりも高い教育効果が期待できます。田部准教授・伊東助教は、プログラムを通じて参加学生に対する教育効果の客観的評価も行っていきます。

大学の授業はこうあるべきかもしれませんね。実践的なものが必要です。

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