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高いソーシャルキャピタルを持つ学校に通う子どもはメンタルヘルスが良い 弘前大学

ソーシャル・キャピタルとは、「人々の協調行動を活発にすることによって、社会の効率性を高めることのできる、「信頼」「規範」「ネットワーク」といった社会組織の特徴」と定義される概念です。信頼やネットワーク、助け合いなどの要素で構成されることから、近年は、メンタルヘルスとの関連にも注目が集まっています。

一方、近年の我が国では、子どもの不登校が増加し、2020年には若者の自殺が過去最高となるなど、子どものメンタルヘルスの問題の予防は社会的課題であります。そこで今回、弘前大学の研究者らは、小中学生の子どもにおけるソーシャルキャピタルと抑うつ、生活の質との関連を明らかにすべく研究を実施しました。

2018年9月に小学4年生から中学3年生の子ども8184人を対象に調査を行い、7709人から有効な回答を得ました。これを解析した結果、ソーシャルキャピタルが高いと認識している子どもは抑うつが低く、生活の質が高い、すなわちメンタルヘルスが良好であることが明らかになりました。特に、「学校」に関連するソーシャルキャピタルが抑うつ・生活の質に有意な関連が認められたとしており、子どものメンタルヘルスにとって「学校」の要因が重要であることが示唆されました。

さらに、子どもたちが通っている学校のソーシャルキャピタルが高いと、その学校に所属する子どもの抑うつが低く、生活の質も高いことが明らかになりました。子どもたち一人一人が感じているソーシャルキャピタルを高めることはもちろんですが、子どもたちの通う学校のソーシャルキャピタルを高めることも、子どもたちのメンタルヘルスの問題を予防することにつながる可能性が示されたと言えるでしょう。

現在、コロナでそもそも集団生活が成立していないと感じます。ソーシャルディスタンスは人間の社会性を崩壊させます。一刻もはやく終息することを願います。

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