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米マーセッドカレッジが日本の公立高校と初の連携、徳島・海部高校とパートナーシップ
米国カリフォルニア州の州立2年制大学・マーセッドカレッジは、徳島県海陽町の海部高校と国際協力パートナーシップを結びました。マーセッドカレッジで語学学校と留学生課オフィスの運営を担当するイエス・ESL・インターナショナルの日本オフィスが明らかにしました。
イエス・ESL・インターナショナル・ジャパンによると、パートナーシップでは日米の文化交流や国際教育の促進、米国留学を希望する生徒へのガイダンス、米国での研修プログラム実施、両校教職員の相互派遣などを約束しました。
マーセッドカレッジは日米をまたぐ太平洋の架け橋となるため、日本の中学校や高校、大学と連携を実現させてきましたが、公立高校との連携は今回が初めてです。世界各国との編入連携を充実させることで、世界に羽ばたくグローバル人材を養うとしています。
海部高校は2004年、海部郡にあった海南、日和佐、宍喰商業の県立高校3校が統合されて発足しました。普通科、情報ビジネス科、数理科学科の3科を持ちます。海部郡は徳島県南部の農漁村地域で、急激な人口減少と少子高齢化の進行に悩まされています。全校生徒約300人の小規模校ですが、海部高校魅力化プロジェクトを打ち出し、課題解決型学習に力を入れるほか、他の都道府県から地域留学する生徒を受け入れ、地方創生にもひと役買っています。
これから子供が減っていく中で、教育の在り方、学校の在り方も変わっていく。いや変わらなければならない。教育改革は一番の課題、日本の課題である。