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【CoABLE指導内容】アドバンス・プロジェクトとは?大学入学時に、一歩先の存在になるために、高い視座・広い視野を身につけよう!

みなさん、「2020年教育改革」はご存知でしょうか?
大学入試において大きく目立っていたのは、従来の大学入試センター試験の廃止と大学入学共通テストの実施ですね。
記述試験導入(結局廃止されました)や、英語の4技能検定の活用等、一時は連日のようにニュースで報道されていました。
そもそも、なぜ教育改革が行われるに至ったかというと、「社会で求められる人材像・能力が変わったから」です。
具体的にいうと、課題発見力、課題解決能力、人と協働できる力が求められています。
元々、社会の変化は激しいと言われましたが、新型コロナウイルス感染拡大により、時代の変化の加速スイッチが強制的に押され、いつか来るだろうと思われていた未来が来たような感覚です。
今を生きる若者層は、こんな厳しい時代を乗り越える世代なのです。
未来のことを考えていると漠然と不安な気持ちになりますが、この状況は大きなチャンスです。
先が見えないからこそ、もしかしたら、あなたが新しい価値を創り出すことが出来るかもしれないのです。
緊急事態だからこそ、社会を俯瞰して見ると課題が山積みであることを気付き、強烈に危機感を感じます。
「この課題は、何が本質的な原因なんだろう?」「どうしたら解決できるのだろう?」と、考え続けてください。
このアンテナから出てきたアイディアが、もしかしたら、いつか誰かを救うことになるかもしれません。
21世紀は、新しい知識・情報・技術があらゆる領域の活動の基盤として重要度を増す「知識基盤社会」と言われています。
世界的にAI・機械の発達などの技術革新をしているため、それらの変化に柔軟に対応し、使いこなす幅広い知識や思考力が必要です。
また、自分にはできないことを周りの人と協力して補い合いながらチームで取り組むことも重要です。
大学受験を単なる知識詰め込み勝負ではなく、本質的に自分を高める場にし、同年代の人よりも、そして今の自分よりも、一歩先の存在になれるように、定期的に行っているワークショップが、アドバンス・プロジェクトです。
(ちなみに、通称「アドプロ」です!)
「ワークショップ」とは

ワークショップとは、本来は「作業場」「仕事場」を意味する言葉なのですが、現代では参加者の主体性を重視した体験型の講座、グループ学習、研究集会などを指す言葉として浸透してきています。
初期段階では、自己啓発系とエコロジー系のワークショップが多かったものの、現代においては学校教育、社会人教育の分野やビジネスの分野においても、ワークショップの言葉が使われてきています。
今では、大学などの講義でも頻繁に行われてきているワークショップですが、CoABLEではそれを高校生の生徒たちに実践してもらい、自分の将来の選択肢や価値観の幅を広げることが出来るようにしています。
ワークショップでは「問題解決」という一つの目的が存在するため、参加者たちに積極性や主体性が生まれます。
受動的に誰かの話を聞くと言うことだけではなく、自分の意見も発言するという能動的な行動が、より物事への理解を深める手助けになるのです。
他にも、沢山の人の自分とは違った多種多様な意見を聞くことができること、自分の考えていることをうまく言語化してわかりやすいように相手に伝えること、それぞれの意見に折り合いをつけて課題解決、合意形成する力を養うことができること、コミュニケーション能力など、これから社会に出ていく中で必要となることを多く学ぶ事ができます。
「アドバンス・プロジェクト」の概要

CoABLEで実際に行っているアドバンス・プロジェクトでは、毎回一つのテーマや事例を取り上げ、それに対しての個人の意見や感想を考えるところから始まります。これは個人ワークです。
そこから複数のグループに分かれ、自分の意見を発表し合い意見交換をします。
ワークショップでは意見を聞く側の態度も重要になってくるので、頷きや拍手、傾聴を心がけながらディスカッションを進めます。
意見を出しやすい雰囲気をつくるのはグループ全員なので、誰かが発言をしたことに対して否定をせずに一旦受け止めることが大切だと伝えています。
そして、最終的にはそのグループの中で一つの答えを導き出し、全体の場で発表し合います。そして最後に個人でワークの感想や振り返りをする、こういった流れになります。
今までに柏教室では何度か行ってきましたが、やはり十人十色の意見があり年齢性別を超えた幅広い意見を聞くことが出来るので、毎回とても意味のあるものになっていると思います。
学習塾でこういったワークショップのようなものを行っているところは少ないと思います。
それでも、こうしてアドバンス・プロジェクトと銘打って二週間に一度行っているのは、受験勉強と同じくらい主体性やコミュニケーション能力を身につけることが大事だからです。
しかも、目の前の学習だけではなく、大学受験の先まで視点・思考を持っていくことで、目の前の学習のモチベーションも向上します。
受験が近くなってきた秋以降は、受験情報を伝える場も設ける等、工夫しながら運営しています。
目まぐるしく変化し続けるこの時代でうまく生き抜くために、アドバンス・プロジェクトを通して思考力・判断力・表現力を身につけて、新入試に対応することはもちろん、理想の未来を作り出す力を育んで欲しいと思います。
受験勉強とは少し違った大学進学のその先を見据えた学習ですが、きっと将来役に立つ学びあり、息詰まる受験勉強のリフレッシュにもなるかと思います。
CoABLEではそんな将来までを考えた教育を実践し、「未来共育」を目指しています。
CoABLEについて気になる!教室を見てみたい!話を聞いてみたい!という方は、教室までお問い合わせください🍀
教室でお待ちしております😊
